社員の個性が一目で分かるビジュアルにするためプロの手による撮影を検討

弊社はこれまでゲーム事業をはじめ、Eコマース、エンタメ、スポーツ、ヘルスケア、オートモーティブなど、様々な事業を展開してきました。現在はこれらの事業に加えて、ディープラーニングなどのAI技術も活用しており、事業への連携や、研究・開発にも注力しています。インターネット技術がコモディティー化する中、今後の企業成長には欠かせない技術だと捉えているのです。

そのような取り組みを進めている弊社は、2019年3月4日に創業20周年を迎えました。この度、インフォトに依頼したのは社員のプロフィール写真撮影。節目にあわせてリニューアルした社内向けのスタッフリスト「TALENTBASE」に掲載する写真です。以前は社内で撮影した写真を使っていましたが、新しい「TALENTBASE」では「社員一人ひとりの個性や雰囲気が分かるようなクオリティの高い写真を掲載したい」と思い、プロのカメラマンによる撮影が必要だと考えたのです。

採用の決め手になったのは組織力と対応力

当初は、何人かのフリーカメラマンに依頼することを考えていました。しかし、撮影人数は3000名を超え、本社である渋谷の他、横浜、川崎、新潟などの拠点に点在していることを考えると、写真の雰囲気やクオリティを揃えるのは困難で、現実的ではないと判断。そこで全国に広がるカメラマンのネットワークを持ち、撮影実績も豊富なインフォトなら安心して任せられると思い、依頼することを決めたのです。写真のクオリティもアマナのサービスである点で信頼できましたし、写真は社員の個人情報に該当しますので、セキュリティ面がしっかりしていることも決め手になりました。

1日に最大で8名のカメラマンを派遣していただきましたが、とても丁寧かつ柔軟な対応が印象的でした。撮影する社員への声がけを工夫して、その人となりを引き出してくださったり、こちらの要望にも都度、丁寧に応えていただけたのはありがたかったです。また、撮影当日を迎える前に、弊社のデザイナーと仕上がりのイメージを共有するために入念なテスト撮影を行い、背景の色や影の落ち方など、細かい部分まで確認しましたが、デザイナーと高いレベルでやり取りができるのも、きっと技術や経験、そして高い美意識があるからこそなのでしょう。そのおかげで社員のポーズや表情からそれぞれの個性が伺える素晴らしい写真を撮っていただけました。

撮影は合計で10日ほど行いましたが、インフォトの担当ディレクターのおかげで、現場はスムーズに進行できましたし、複数のカメラマンが撮影しているにもかかわらず、写真のトーンも見事に揃えていただけました。本来カメラマンへ指示するための撮影マニュアルも、我々が撮影の内容を確認できるだけではなく、社員にどのような撮影なのかを伝える際に大いに役に立ったのは言うまでもありません。

インナーコミュニケーションの活性化に寄与

リニューアルした「TALENTBASE」は、社員だけでなく経営層からの評判も上々で、閲覧数も以前に比べると増えており、社員同士のコミュニケーションの活性化にも一役買っています。例えば、業務上、面識のない社員と話す際、事前に相手を「TALENTBASE」で確認したら笑顔の写真が掲載されていたので変に気負わず話ができた――というケースも。このようなことが積み重なっていけば、インナーコミュニケーションが活性化し、モチベーションの維持や組織力の強化につながることが期待できます。

「写真のクオリティを上げることによるインナーコミュニケーション促進効果があること」は、プロジェクトスタート前にも仮説として立ててはいましたが、実際の効果は想像以上ですね。

今後も、入社する社員を対象にしたプロフィール写真の撮影は、継続してインフォトに依頼するつもりです。ちなみに中途採用した社員に「入社したらこのような写真を撮影します」と説明すると「こんなクオリティの高い写真をプロに撮ってもらえるんだ！」と歓声があがります。また、社員からは、写真に対する満足度だけでなく、撮影現場が楽しかったという感想が聞かれることもしばしば。そのような経験ができる場を提供できたことも今回の撮影のメリットの1つですが、いずれにせよインフォトに撮影を依頼して本当によかったと考えています。

※2019年7月取材時の情報です