■消費者ニーズや地域環境に合致した店舗をプロデュース
株式会社リン・クルー は、レストランや居酒屋、バル、カフェなど19業態50店舗、飲食店を全国に展開。業態にこだわることなく、お客様のニーズや地域環境に合う店舗のご提案、および運営を行っています。私は店舗で使用する卓上メニューや看板、ポスターなどの販促物に関わるプロデュースと制作のディレクションを担当。
また、ビジュアルで伝える部分のブランディングにも関わっています。
新メニュー開発では、現場で働くスタッフからのアイディアを採用。
ロゴひとつとっても、実際に店舗運営に携わるスタッフの話をヒアリングし、イメージを膨らませながら、その思いをカタチにしています。
お客様重視の姿勢はもちろんですが、同時にお客様の接点でもある現場を知るスタッフの意見を尊重する、とても働きやすい会社です。
■「1時間3万円」の撮影サービスに衝撃を受けた
2015年9月に東京フォーラムで開催された宣伝会議の展示会に出展したアマナさんのブースにて画像管理システムとインフォトネットワークの存在を知りました。それまでは、知人のフォトグラファーを手配していたのですが、スケジュール調整の難しさとコスト高に悩まされていました。写真の仕上がりに対する不満はなかったのですが、カット数によって価格が変わり、かつ不明瞭であったため、予算取りがしづらいという問題があったのです。
ところが、アマナさんのブースの前を通りかかった時に「1時間3万円」の撮影サービスの存在を認知。“そんなに安いわけないよね?”と思い話を聞いてみたら、本当にその価格だったので驚きました。さらに追加一時間ごとに1万円とわかりやすい料金プラン設定。カット数ではなく時間制のサービスというところに興味をひかれ、是非利用してみたいと思いました。
実際に利用してみると期待以上の満足を覚えました。ちょっとイメージを伝えただけで、プロならではの経験に基づいた、考え抜かれたビジュアルに膨らんで返ってくる。圧倒的な提案力に驚かされました。私も事前にラフを用意して撮影現場に立ち会うようにしているのですが、商品開発から新しい商品があがってくると、その場で“このように撮りたい”“動きある感じにしたい”と想定外の発想が生まれることもあります。そんなときにも臨機応変にご対応いただき、大変助かっています。
■商品写真の重要性を理解してもらうきっかけに
インフォトネットワークのサーバーからダウンロードする納品システム「シェルフ」を活用。撮影した写真は本部で情報発信するだけでなく、各店舗で新メニューの盛り付けイメージを共有するのに使用しています。使用権フリーのため、レシピ作成やメディア利用など多様に使えて助かっています。
今年の冬メニューに関して、SNSをはじめとする多様なチャンネルでメニューを発信。若年層へのアピールを目的に、SNS映えする写真撮影が可能な若い感性のカメラマンをアサインしていただきました。最低限必要なカットは押さえつつ、あとはカメラマンの感性にお任せし自由に撮影いただきました。非常に遊び心のあるインパクトのある写真をTwitterやフェイスブック、インスタグラムに公開。通常より倍以上の「いいね」を獲得し、マスコミからの取材依頼も入ってきています。
またインフォトネットワークで撮影していただいた画像を店頭看板やポスターで展開したところ、店頭で立ち止まる方が圧倒的に多くなり、売上も増加。現場や店舗運営に関わるスタッフにも商品写真の重要性を理解してもらうきっかけにもなりました。もちろん今後もインフォトネットワークを引き続き活用し、撮影トレンドをいち早くお伝えいただきながら、より効果的にお店や商品の魅力を発信できればと思っています。