-FOCUS-撮影時カメラマンに使用を避けたい言葉とは、

撮影時カメラマンに使用を避けたい言葉とは、

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“ついでに”お願いする人が増えている!?

人に何かを依頼するときに、ついつい使ってしまいがちなのが、“ついでに”という言葉。撮影現場においても、『ついでにアレも撮影しておいて』『ついでに全身も撮っておいて』といった追加指示が、発注者からカメラマンに伝えられる場面が多く見られます。
以前は、フィルム代、ポジ代、現像代など、物理的に発生する追加料金が明確になっていたので、発注者側もしっかりとした計画を元に作業にはいりました。
今日では、デジタルカメラの登場により、消耗品が不要になり、カメラマンのひと手間が増えるだけと、簡単に“ついでに”指示を出してくる人が増えているように見えます。


“ついでに”が生みだす弊害とは?

多くの場合、“ついでに”という言葉は、“良い機会なので”といったニュアンスで使用されています。ところが、それは発注者にとって都合が“良い”だけであって、その一言で動かされるスタッフにとっては、決して“良い”言葉とはいえないでしょう。
もちろん、カメラマンは自分の立場を正しく理解していますから、“ついでに”といわれたとしても、しっかりその指示に従います。ところが、“ついでに”という言葉に違和感を覚えるカメラマンも少なくありません、気持ちのよい仕事ができるわけではありません。
プロとして最低限のクオリティは担保したとしても、それ以上のものにもそれ以下のものにもならない、事前にその事が判明していれば、段取り、撮影準備機材等も変わり、よりよい撮影・写真ができるのにとの思いから、無難な作品に仕上がる可能性が高くなってしまいます。カメラマンも人間ですから、撮影に必要な感性が感情に左右されることも少なくないのです。
そもそも、“ついでに”という言葉は、誰かが誰かに物事を依頼する場面において、あまり好ましい言葉であるとは思えません。その一言を発した時点で、“しっかり事前準備ができていないのだな”と見透かされ、頼んだ側の人間の仕事に対する姿勢が問われることにもつながりかねません。

 


“ついでに”を使わない工夫を

外注スタッフといえ、そのプロジェクトにおいては、頼りになるメンバーの一員です。そのチカラを最大限に発揮してもらうためには、例え“ついでに”だったとしても、そうとは言わず、『熟考した結果、もうワンカット増やすことにしました』『上司から依頼を受けて、さらに追加になりました』などの表現を用い、けっしてその場の思い付きではないことを伝えるべきでしょう。
何か物事を依頼する場面において、発注者側の人間が “ついでに”という言葉を使用しなくなれば、誰もが気持ちよく自分の仕事に集中し、そのチカラを存分に発揮することとなるでしょう。さらに現場はスムーズに進行し、時間契約のカメラマンであれば、無駄な時間が短縮されることで、より多くのカット撮影が可能なります。“ついでに”といってしまう前に、まずは少し立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。


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